ルークです
自分はたまに友達とお菓子作りをするのですが、メレンゲを使うお菓子を作るとき、ほぼ毎回友達が自分に助けを求めるシーンがあります
「ねぇ!いくら混ぜても全然泡立たなくてゆるいままなんだけど!!なんで!?」
このセリフ、何回聞いたことか・・・
メレンゲの失敗例で一番多いのがこの、「ゆるいままで泡立たない」だと思います
メレンゲがうまく作れないとそのお菓子自体に大きな影響を及ぼしてしまうので、失敗はしたくないですよね
メレンゲがうまく泡立たないのには原因が必ずあるので、それさえ頭に入れておけば失敗することはなくなります!
メレンゲが泡立たない、ゆるいままになる原因
①使う道具に油分や水分が付いていた
メレンゲを作るときはボウルに卵白を入れてミキサーかホイッパーで泡立てると思いますが、その道具類に油分や水分が付いていると、卵白が泡立たない原因になります
ボウルやホイッパーはきちんと洗った綺麗なものを使い、使う前に乾いた布やペーパーで乾拭きすることが大切!
②卵黄が混ざってしまっていた
上で書いた通り、メレンゲを作る作業に油分は天敵です
卵黄には脂質が含まれているので、卵白と卵黄を分ける際に少しでも卵黄が混ざってしまうと泡立たない原因になります
③古い卵白を使っていた
これはあまりないとは思いますが、、あまりに古い卵白は泡立ちにくいので、できれば新鮮なものを使うようにしましょ
④砂糖を最初から一度に&全量加えた
これが一番多いと踏んでいる 一番泡立たなくなるのもこの原因
メレンゲの作り方には3種類の方法があるんですが
基本的な、卵白に砂糖を加えて泡立てるメレンゲ(フレンチメレンゲ)の場合、砂糖を加えるタイミングと回数が大きなポイントになります
一番やっちゃだめなのが、何も泡立ててない状態の卵白に、砂糖を全部加えて泡立てようとすること!
砂糖には卵白の水分を取り込んで安定したメレンゲを作る力がありますが、卵白のたんぱく質が固まるのを抑えてしまう働きもあります
そのため、砂糖は最低でも3回以上に分けて加えることが大切です
また、卵白に砂糖を加えていない状態で、少し泡立ててから砂糖を加えていくことも失敗しないポイント
失敗する方法で実際にメレンゲを作ってみた
メレンゲが泡立たない原因をまとめたところで、じゃあ実際にこのやり方で作ったらどうなるのか、気になりません?
一番失敗する原因であろう、④砂糖を最初から一度に&全量加えた・・・
この方法でメレンゲを作ってみようと思います
卵から割っただけの状態の卵白に、砂糖を加える量の全量一気にドン!!
ひたすら混ぜる・・・
混ぜる
ま、まぜ・・・
ぜんっぜん泡立たねぇ
もうゆるい ゆるっっゆる
このあと電動ミキサーでも混ぜてみたんですが、何一つ変わりませんでした
少し泡立ちはあるんだけど、明らかメレンゲではないよねっていう
メレンゲを成功させるポイント
①卵白に油分、水分が入らないようにする(道具類も綺麗に拭いてから!)
②古すぎる卵白は使わない
③軽く泡立ててから砂糖を3回以上に分けて少しずつ加えて泡立てていく
この3つを守れば、しっかり泡立ったメレンゲが作れます!
ゆるいメレンゲができてしまったときはどうすればいい?
どうしても泡立たずゆるいままのメレンゲができてしまったときは、無理に使おうとせずにもう一度作り直すのが賢明です
そのメレンゲでどんなお菓子を作るのかにもよりますが、例えばスポンジケーキにする場合、メレンゲが泡立っていないことはかなり致命的
卵白をわざわざメレンゲにして加えるということは、それほど重要な意味があるからなので、しっかり作った方がお菓子自体もちゃんと仕上がります
でも捨てるなんてもったいない!!という方
別のお菓子にするのはどうでしょう?
ラングドシャという卵白を使うクッキーは、卵白をメレンゲにしないで作るのが一般的ですが、卵白を泡立てることでよりさくっとした食感になります
材料は卵白、砂糖、薄力粉、バターを同量ずつ
卵白1個が約35〜40gなので、それに合わせて他の分量を計ります
①バターを柔らかくし、メレンゲを3回に分けて加えてゴムベラで混ぜる
メレンゲを作る際に加えた砂糖の量が卵白と同量じゃない場合は、同量になるようにバターに砂糖を混ぜてからメレンゲを混ぜてください
②薄力粉をふるって加え、さっくりと混ぜ合わせます
天板にくっかないようにシートをしき、生地をスプーンで丸く落とします
焼くと広がるので間隔をあけて! 絞り袋を使うとさらに綺麗にできます
180度に予熱したオーブンで12分ほど焼いたらできあがり
そのままでももちろん、溶かしたチョコを挟んだりしても美味しいです
材料も基本的なもので作れるし簡単なので、メレンゲがうまく泡立たなかったときはぜひ作ってみてください
まとめ
お菓子作りの基本のひとつ、メレンゲ
材料は卵白と砂糖だけですが、砂糖入れて混ぜりゃあええんやろ!おら!と適当にやってもうまくいかないわけです
ひとつひとつの工程を丁寧に作るのが成功のポイント!
それではまたっ