お菓子の実験

スポンジケーキを失敗したメレンゲで作ったらどうなるのかやってみた

ルークです

スポンジケーキを作るとき、全卵を泡立てて作る共立て法と、卵白をメレンゲにして作る別立て法があります

別立て法のスポンジケーキは、「”メレンゲさえうまく作ることができれば”、初心者の方でも失敗しない!」と謳っているレシピをよく見かけます

そこで思ったんです

じゃあ、メレンゲ失敗したらどーなんの? と

興味がわいてしまったので、実際に自分で「スポンジケーキを失敗したメレンゲで作ったらどうなるのか?」を検証していきたいと思います

メレンゲが失敗する原因

以前別の記事でも書きましたが、メレンゲってポイントをおさえていないと案外失敗しやすいもんです

詳しい説明はここでは省きますが、失敗したメレンゲというのは「泡立ちが悪く、ゆるい状態のまま直らない」状態を指します

この状態になってしまう原因は、泡立ててない卵白に、砂糖を一度に加えること

これ、結構やってしまいがちなので注意です 一発で失敗しますw

今回はこの方法で失敗したメレンゲを作ってスポンジケーキを焼いて、別にきちんと成功させたメレンゲでもスポンジケーキを作って、焼き上がりを比べていきますぜ

わざと失敗してスポンジケーキを焼く

それでは早速レッツクッキング!!

スポンジケーキの材料と分量は一般的なレシピと同じで、卵1個に対して砂糖30g、薄力粉30g、バター5g、牛乳10gで作ります

早速メレンゲを失敗させにかかる

何もしてない卵白に、砂糖をドカンと一発・・・!

ひたすら泡立て続けます・・・

そして、10分間ほど混ぜ続けた結果がこちら・・・!

見事に泡立たない^^

こうなったらいくら混ぜてもこのままです

計画通り・・・(このへんで楽しくなってくる)

卵黄、薄力粉、最後に溶かしたバターと牛乳を合わせて加えて混ぜて

型に流します

今回はマフィン型を使いました

170度に予熱したオーブンで約20分焼きます

仕上がりが気になるところですがそれは後のお楽しみにして、続いて、正しく作ったメレンゲでも同じように作っていきます

卵白は必ず砂糖を加える前に軽く泡立て、そのあとに砂糖を少しずつ加えていく

これを守るだけで、しっかりツノの立った強いメレンゲが作れます

これだよぉ!!!!これこれぇ!!!!

つやっつやです

同じように他の材料を混ぜて、同じ温度と時間で焼きます

さてさて結果は・・・?

スポンジケーキ2種類(メレンゲ失敗・成功)を比べた結果は?

どどん!

いうまでもないですが左が成功メレンゲ、右が失敗メレンゲで作ったスポンジです

まず膨らみが全然違いますね 成功メレンゲの方は型からはみ出すくらい膨らみましたが、失敗メレンゲの方は型の高さにも満たないくらいでした

今回はマフィン型で焼いたのでそれでも高さはありますが、これが普通の丸型だったらもっとぺっちゃんこだったと思われます・・・

断面はこんな感じ

失敗メレンゲのスポンジケーキ

かてぇ

生地を指で押してみるとふわふわしてなくて、ぎゅっと詰まった感じ

食感も固く、小麦粉のもさもさ感が目立つ

単体ならまだ食べられるけど、生クリームとかと合わせてケーキに、って考えるとこのスポンジは明らか失敗・・・

成功メレンゲのスポンジケーキ

ふわっっふわ、ふんわふわですわ

全然違うよ・・・こわい・・・

軽い食感で、口溶けも良くて美味しい

シロップ打って生クリーム挟んで食べたい・・・!

まとめ

教訓:スポンジケーキにメレンゲを使うときはきちんと成功したものを使おうね

いやもうほんとこれ

まあそりゃそーだ、空気を含ませたいから泡立てるんだもの、ちゃんと泡立ててないものを使ったら良くないわな

膨らませたいお菓子のときは特に、しっかり強いメレンゲを使って作りましょう

メレンゲがうまく作れさえすれば別立て方のスポンジケーキは共立てより安定して焼けるので、コツをおさえておくとマル

メレンゲを成功させるポイントと、万が一失敗してしまったときの対処法はこちらの記事に載せてます

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それではまたっ