レシピ記録

赤ずきんちゃんとオオカミ【童話パフェ】

ルークです

今回の童話パフェは「赤ずきん」をテーマにしてみました!

製作過程の記録です

「赤ずきん」ってどんな童話?

童話「赤ずきん」は、グリム童話だという認識が強い物語ですが、実はその歴史はもっと古いものです・・・!

グリム童話の出版から100年以上前、1697年のフランス、ペローという人物が古い民話を物語として編集し出版した「ペロー童話集」の中に、すでに「赤ずきん」の物語は存在しています

そのペローも古い民話を参考にしているので、赤ずきんの物語の原型は正確には分からないほど昔からあるんです!

現在語られている赤ずきんのお話は、ペローの「赤ずきん」をベースにグリム兄弟が編集をしたもので、特にお話の結末がハッピーエンドになる点なんかは大きく違います

(ペローの「赤ずきん」は、最後赤ずきんちゃんがオオカミに食べられておしまい、なので・・・)

そんな以外と謎に満ちた童話「赤ずきん」のあらすじを、グリム童話バージョンでご紹介します!

あらすじ

あるところに、小さくてかわいらしい女の子がいました

その女の子は、おばあちゃんが作ってくれた赤いずきんをとても気に入っていつもかぶっていたので、みんなから「赤ずきんちゃん」と呼ばれていました

ある日、お母さんから森に住むおばあちゃんへのお見舞いを持っていくよう頼まれた赤ずきんちゃんは、喜んでそのお願いを聞きます

お母さんと「外は危ないから気をつけること、絶対に寄り道をしないこと」を約束した赤ずきんちゃんは早速おばあちゃんの元へと向かうために森に入りますが、そこで一匹のオオカミと出会ってしまいます

オオカミに「どこへ行くのか」と聞かれた赤ずきんちゃんは、正直に「おばあちゃんの家に行く」と答えてしまいますが、実はこのオオカミは人間を食べようと考える悪いオオカミでした・・・

「お見舞いに行くなら、少し寄り道して花を摘んでいくといい」とオオカミにそそのかされた赤ずきんちゃんは、お母さんとの約束を破って寄り道をし、花を摘むうちに夢中になってしまいます

オオカミは悪知恵を働かせていて、赤ずきんちゃんが寄り道しているうちにおばあちゃんを食べてしまって、そこへやってきた赤ずきんちゃんも食べてしまおう、と考えていたのでした

その思惑通り、先回りしておばあちゃんをぺろりと丸呑みしたオオカミは、おばあちゃんに変装をして赤ずきんちゃんが来るのを待ちます

そこへ赤ずきんちゃんがやってきますが、なんだかおばあちゃんの様子がいつもと違う・・・

「おばあさん、なんて大きなお耳なの?」

「それはね、おまえの声が良く聞こえるようにさ」

「おばあさん、なんて大きなお目目!」

「それはね、おまえをよく見るためさ」

「おばあさん、なんて大きな手なの!」

「それはね、おまえの事を、しっかりつかめるようさ」

「おばあさん、まあなんて大きなお口!!」

「それはね・・・おまえを食べるためさ!!」

と言って、オオカミは赤ずきんちゃんも丸のみにしてしまいました

お腹がいっぱいになったオオカミは眠くなってそのまま眠ってしまいますが、そこへある猟師が通りかかり、家の中から聞こえる大きないびきを不思議に思って家の中へ入ります

そこで見つけたのは信じられないほどお腹の大きなオオカミ!!驚いた猟師は、もしかしたら中に人がいるのかもしれない・・・!!(この発想凄いw)と思い、オオカミの腹をハサミでジョキジョキ切ってしまいます(もちろん麻酔なし)

猟師のおかげで無事生還したおばあちゃんと赤ずきんちゃんは、オオカミの腹に代わりにいっぱいの石を詰めて懲らしめます(懲らしめ方流石すぎる)

赤ずきんちゃんは、「もう二度と森で寄り道なんてしない」と心に誓ったのでしたーーー

 

と、お話の最後はつっこみどころもかなりあって好きですw

赤ずきんちゃんのお話は「親の言いつけは守ろう」「知らない人の言うことは聞かない」という教訓があると言われますが、もう少し深いところだと「人は道の途中で楽しい方向を示されると、当初の目的を忘れてそちらへ行ってしまう。そうなると自分のためにはならないものだ」という教訓も汲み取れると思います

民話の頃の物語はオオカミが人間の男だったりするし、ペロー版のお話では性的な表現もあるので、合わせて考えてみると「危ない男の誘惑には気をつけなさい」という、女性に向けての教訓としてもとれるかもしれませんね・・・!

パフェ作り

パフェはハッピーな感じにしたいので、赤ずきんちゃんとオオカミは仲良しな設定にします(。・ω・)ノ゙w

赤ずきん=苺 というわけで、できるだけシンプルで苺たっぷりに◎

素材作り

【赤ずきんちゃんとオオカミのクッキー】

キャラクターアイスボックスクッキーの要領で、赤ずきんちゃんとオオカミのクッキーを作りました

デザインは好きなクッキー職人さんを参考にさせていただきました!

パイ生地をキャラメリゼして焼いて、飾り用に三角形にカット

もちろん安定のcottaさんのシルパットで焼いてます

cotta シルパット(270×270)

残りはぱらぱらと砕いておきます

【杏仁豆腐】

杏仁豆腐を生クリーム多めの配合で作り、グラスを斜めにした状態で冷やし固めます

組み立て

苺、砂糖、レモン汁で作った苺ソースを下に入れて、砕いたパイを入れ、その上に苺のアイスクリームを乗せて

隙間をうめるように、練乳で甘みをつけたシャンティを絞ります

パイを再び入れて、平らになるように高さ調節

そこへ苺どーん!!!!!

これでもかとあまおう祭り

苺の上に苺のアイスクリームを乗せ、シャンティを使ってさらに苺ドドン!

粉砂糖をふった飾り用のパイを乗せて、いい感じのところに赤ずきんちゃんとオオカミのクッキーを飾ったら完成!

赤ずきんちゃんとオオカミが仲良さそうという、原作無視のパフェになりました!w

苺の季節もそろそろ終わりなので、とにかく苺を味わえる構成にしたくてシンプルめになりました

今回ほぼ初めて細かいデザインのクッキーを作りましたが、手もと狂いがちな自分にとってはかなり大変でしたww

でも、焼き上がりがどうなるかわくわくして楽しかった・・・

練習して、別の童話パフェでもキャラクッキー登場させたいですなぁ〜〜

それではまたっ