ルークです
「コカコーラゼロって、なんでゼロカロリーなのに甘いんだろ」
そう思ったこと、ありませんか?
その答えはずばり、人工甘味料が使われているからです
人工甘味料ねーふーん・・・って終わらせようとしてるそこのあなた!
人工甘味料って一体なんなのか、なんとなーくしか分かってないのはかなり危険かもしれませんよ・・・?
ゼロカロリーだから安心?太らない?
そんなことはねえ!!!
ってことで、今回は人工甘味料とは?をテーマにまとめてみました
人工甘味料とは
一般的に料理に甘みをつける場合、一番使われるのは上白糖やグラニュー糖なんかの、いわゆる砂糖ですよね
砂糖はさとうきびなどを原料にして作られる植物由来の甘味料で、これを天然甘味料といいます
その天然甘味料に対し、人間の力で人工的に作られた甘味料のことを人工甘味料といいます
人工甘味料は実は、「合成甘味料」と「糖アルコール」の2種類に分けられます
合成甘味料と糖アルコールの違い
合成甘味料→自然界には存在しない成分を人工的に作り出した糖
糖アルコール→自然界に存在する成分を人工的に作り出した糖
合成甘味料が人工甘味料と同じ意味合いとして使われることも多いですが、厳密には2つに分類されるんですね
この2つはもうひとつ大きな違いがあって、合成甘味料は全て甘みが強いものが多くカロリーはゼロ、それに対し糖アルコールは基本的には低カロリーだけど、甘みが少ないのに高カロリーなものがある、という点
つまり、ゼロカロリー!と謳われている食品に使われている甘味料は、人工甘味料の中でも合成甘味料の方というわけですな
ちなみにガムに入っていることで有名なあのキシリトールは、実は糖アルコールだったりするんですよ!
人工甘味料の種類
ゼロカロリーの食品に使われる人工甘味料(合成甘味料)ですが、実は種類はたくさんあります
その中でも、米食品医薬品局(FDA)から認可を受けている代表的なものをご紹介っ
アスパルテーム
一番有名といってもいいくらいな人工甘味料で、ショ糖に比べて約200倍の甘みを持ちます
アメリカで発見された人工甘味料ですが、広く使われるきっかけとなったのはなんと日本で、味の素株式会社が製法特許を持っているそう・・・!
カロリーはゼロで、ゼロカロリーの食品にはアスパルテームが使われていることがかなり多いです
甘味料としては、日本ではパルスイートが有名ですね 特許持ちの味の素が出してます(強い)
パルスイート 120gスクラロース
スクラロースはなんと、ショ糖の約600倍の甘みを持つ合成甘味料
砂糖に近い甘みと熱に強いのが特徴で、お菓子にもよく使われる人工甘味料です
体内で糖として吸収されることなく全て排出されるため、実質的にゼロカロリーとなります
CraneFoods ( クレインフーズ ) スイートピア スクラロース [ カロリーゼロ 糖類ゼロ ] 800g ( 砂糖の3倍の甘さ ) ロカボダイエット エリスリトールアセスルファムk
こいつもかなりよく使われている人工甘味料 kはカリウムのkです
酢酸を原料として作られる甘味料で、他の人工甘味料の補助的役割で合わせて使われるパターンが多いです ショ糖に比べて甘みは約200倍
他の人工甘味料と同じで体内に吸収されないので、カロリーはゼロ!
主にスポーツドリンクやプロテインに使われることの多い人工甘味料です
含まれている塩化メチレンという成分はプラスチックと同じ成分なので過剰に摂取した場合の発がん性が心配されていますが、現状事例はないとのこと
アセスルファムカリウム 1kg (アセスルファムK)ゼロカロリーの人工甘味料なのに太るのはなぜ?
さて
ここまで散々「人工甘味料、どいつもこいつもゼロカロリーやで!!なぜなら体内に吸収されんからな!!!!!」と、書いてきましたが
ゼロカロリー=全く太らない というのは間違いです
^^
なんで!?って思った方!
実はそれには、人工甘味料の性質が関係してるんです・・・
そもそも「ゼロカロリー」は0じゃない
そもそも。
食品や飲み物のパッケージに表記されている、「カロリーゼロ」の文字ですが、実はカロリーゼロ表記には基準があります
それは、「100gあたり5キロカロリー以下なら、カロリーゼロと表記してええで」というルール!
つまり、例えば500mlのペットボトル飲料を1本飲んだとして
それがカロリーゼロの商品でも、こういう表記ルールがあるので、最大25キロカロリーのカロリーが含まれているかもしれない・・・ということです
でもまあ100gあたり5キロカロリー以下なので、いくら過剰に摂取してもそれが原因で太るってことはないと思いますが、カロリーゼロは全くのゼロカロリーじゃないよ!ってことですね
じゃあなんで太る原因になるかというと、人工甘味料にはインスリンの働きと満腹中枢を鈍くする作用があるからなんです!
インスリンの働きが鈍くなるため
糖質を摂取すると体内でインスリンというホルモンが働いて、糖質を身体の各細胞へと配ってくれることでエネルギーとなるのですが
必要な量以上が体内に入ってきて糖質が余ってしまうと、その分は脂肪へと変わってしまうんですね
「吸収されない人工甘味料なら関係ないじゃん!」と思うかもしれないですが、人工甘味料が大量に体内に入ってくる状況が続くと、インスリンはいざ本当の糖が入ってきたときに「これもどーせエネルギーとして配らなくていーんでしょ?」と思ってしまい処理をせず、そのまま脂肪へと変わってしまうんです・・・
要するに、よーし!ってせっせとがんばって働いてたのに、閑散期で仕事が減って気が抜けて、さぼることを覚えた新入社員みたいな感じですかね(違う)
満腹中枢が鈍くなるため
これは結構危険なことで、人工甘味料を摂取することで満腹中枢が鈍くなり、満腹感を感じにくなってしまうという効果があります
すべての人工甘味料がそうなるわけではないですが、フェニルアラニンとアスパラギン酸が含まれているものが注意が必要です
満腹感を脳へと伝えるホルモン、レプチンの動きを活発にするのがフェニルアラニンとアスパラギン酸なんですが、レプチンの働きが活発になりすぎると満腹中枢がエラーを起こしてしまい、いつもと同じ量の食事でも満腹感が感じにくく、食べ過ぎてしまう、ということになります
人工甘味料は適度な量で楽しめば太ることを防げるよ
人工甘味料が太る原因になり得る理由をあげましたが、どれも摂りすぎなければ問題ないことです
人工甘味料は適度な量で、過剰に摂らないように気をつけることが大事かなと思います
まとめ
自分の好きな漫画家さんで、
「ゼロカロリーのコーラってなんでこんな甘いのにゼロカロリーなんだ??これは絶対砂糖が入ってるに違いない!!!!嘘を暴いてやる」
って、ゼロカロリーのコーラでバシャバシャと手を洗った人がいます
砂糖が入っているなら手がべとべとになるはずだ!って思ったそうですw
実際はサラッッサラだったとのこと(笑)
人工甘味料って、何気なくいろんなものに入ってるしほとんどの人が口にしたことあるものなので、もっと知られてもいいのでは、と思います
今回は人工甘味料について書きましたが、天然甘味料、いわゆるお砂糖について書いた記事もあるので興味のある方は見てみてくださいね
それではまたっ