お菓子の知識

ショートケーキ、日本と海外では全然ものが違う件。発祥・歴史をまとめ!

ルークです

「ショートケーキ」

って聞いたら、どんなケーキを思い浮かべますか?

ほぼほぼの方が、こういうのを思い浮かべると思います

うんうん、これこれ

 

ふわふわのスポンジケーキに、生クリームと苺をサンドして、周りや上にも生クリームが飾られているケーキ。

 

このビジュアルがショートケーキの定番の形・・・

 

そう思っているのは、実は・・・日本人だけなんです・・・!

 

今回はショートケーキの発祥や、海外と日本の歴史について書いていきまっす!

ショートケーキの発祥の地は?

ショートケーキの発祥の地に関しては諸説あるんですが、一番古く「ショートケーキ」と言うお菓子ができた地はスコットランドだという話があります

そのお菓子はクッキーのようなサクサクとしたお菓子で、スコットランドの別名である「ショートランド」から「ショートケーキ」という名前になったのだとか

他にも

○short=短い で、短時間で作れるためショートケーキという名前になった

○油脂の名前であるショートニングから付けられた

など、ショートケーキの名前の由来にはいくつか説があって、どれが本当なのかは分かっていません

 

そしてその後、アメリカでも「ショートケーキ」というお菓子が生まれます

アメリカのショートケーキはどんなものかと言うと、さっくりとしたケーキとビスケットの中間のような食感のお菓子に、クリームやフルーツを挟んだりして作るもの!

こんなん

イギリスのスコーンに似てますが、それよりあっさりした感じのようです

このアメリカのショートケーキは現在も作られていて、アメリカで「ショートケーキ」と言えばこのお菓子のことを指すんです!(大きなケーキ屋さんや高級なケーキ屋さんでは日本のショートケーキが売られているところもあります)

日本のショートケーキとは生地や見た目が全然違うけど、これはこれで美味しそう

日本のショートケーキが生まれたのはいつ?海外のものとなぜ違う?

では、海外で作られたショートケーキが、なぜ日本では今のような形となって、誰もが馴染みのあるケーキとして呼ばれているのでしょうか?

 

ショートケーキを現在のような形として売り出し、日本に広めたのはあの有名なお菓子の会社、不二家

 

まだ明治時代の今から約100年前、不二家の創業者、藤井林右衛門という人物がお菓子の勉強をするためにアメリカに行った時に、ショートケーキに出会います

 

これは良い・・・!と、ピンときた藤井さん

でも当時の日本はまだ洋菓子もあまり普及しておらず、さらにアメリカ式のショートケーキはかたいビスケットを使っていたので日本人には馴染めなさそう・・・。日本人向きの味にしなければいけませんでした

そこで考えられたのが、ビスケットではなく柔らかいスポンジケーキを使うこと!

スポンジケーキを使う発想はカステラからきているそう。頭良すぎか

 

でもショートケーキが初めて売り出されてしばらくは、あまり浸透しなかったんだって。

だんだんと時間をかけて広まっていき、現在の、誰しもが知ってる有名なケーキになっていったのだそうな!

まとめ

小さい頃、ショートケーキの苺は最後にとっておく派でした。ついでに父親からも貰ってました。ヘヘッ

ショートケーキって日本だと定番中の定番のケーキだから海外にも当然にあるようなイメージがあるけど、海外のものはかなり違うんですねぇ

 

まてよ、万が一さ、将来海外移住することになったら・・・?今みたいに気軽に日本のショートケーキを食べられなくなるのか・・・自分で作って食べるしかないのかぁ・・・

いや、海外移住する確率0.00000001パーくらいだけど。結構自分ショートケーキ好きなんで辛いですね

いや、逆に海外で、日本人向けに日本式のショートケーキを提供するのとかどう?面白そう

 

なんにせよ、ショートケーキ作りの技術向上がマスト事項なルークさんです・・・

それではまたっ