材料の知識

バターが銀紙に包まれているのはなぜ?酸化しない保存方法はこれだ!

ルークです

みなさん、バターって意外と劣化が早いのはご存知ですか?

お菓子作りをする方にとっては、バターは特に大事な材料のひとつですよね

酸化してたり、少しでも状態の良くないバターを使うと、それだけで料理やお菓子の味に影響が出てしまいます

では、バターの保存方法で一番酸化などの劣化を防げるのはなんなんだろう?

バターって銀紙で包まれてるものが多いけど、あれってなんの意味があるん?

今回はそんな、バターの保存方法について調べたの巻です

バターの賞味期限は開封前と開封後で全然違う

バターの賞味期限は、開封前でおよそ4ヶ月〜6ヶ月ほどです

「そんなに?意外と持つんだ」と思うかもしれませんが、実はこの賞味期限は開封後は全く意味のないものになります

一度開封したバターの賞味期限はおよそ2週間!それ以上は、どんなに保存方法に気をつけていても段々劣化してしまいます

劣化を気にしなければ開封後でも2、3ヶ月は食べられますが、できれば美味しい状態のうちに食べたいですよね

バターの酸化とは?銀紙に包まれているのはなぜ?

バターが劣化する一番の原因は、酸化です

バターはほぼ油でできているので腐りにくくはありますが、その油が酸化することによって風味が落ちてしまうのです

油が酸化する原因には、「温度」「光」「空気」が関わってきます

バターを保存する温度は、10度以下がベスト!そのため冷蔵庫保管は必須です

光に当たったり空気に触れるのも酸化が進む原因なので、保存するときは光と空気をなるべく遮断する必要があります

バターを買うと、銀紙で包まれていたり、容器に入ったものでも銀紙で蓋がされていたりしますよね

あの銀紙はアルミパーチといって、アルミ箔と硫酸紙を貼り合わせたもの

硫酸紙の耐油性と耐水性、アルミ箔の遮光性と気密性をあわせ持った包装なんです

合理的・・・!

バターの保存方法は2週間で使い切る分のみ冷蔵庫保存、残りは冷凍保存で

「バターは開封したら2週間?一気に使い切れないけど、バターを使う頻度は高いからまとめて買いたい!」

自分もそうなのですが、お菓子作りをよくする方は450gだったり、大きいバターを買うことが多いのではないでしょーか(その方がお得だし)

でもそのまま冷蔵保存しても、段々風味が落ちてしまう・・・

そんなときは、冷凍保存する方法がおすすめ!

丸ごと冷凍するなら、銀紙に包まれた状態でジップロックへ、

小分けにするなら、ラップに包んでからジップロックに入れて冷凍します

しっかり空気を抜くのが酸化を防ぐポイント!

ジップロックにgを書いておくと一目で分かるので便利

冷凍保存の場合2ヶ月くらいは持ちますが、なるべく早めに使い切りましょ

解凍は、冷蔵庫で6〜8時間ほどなので、使う前日に冷蔵庫に移しておくとスムーズです

常温に出したりレンジで早く解凍しようとするとバターの状態が悪くなるので、必ず冷蔵庫で解凍してくださいね!

冷蔵庫で保存するバターのベストな保存方法は?

近いうちに使いきれる量は冷蔵庫で保管しますが、上で書いた通り冷蔵庫で保管するバターは特に酸化しないように気をつける必要があります

一番おすすめなのが、「銀紙で包んだ状態で、密封して保存する方法」

最初に包まれているアルミパーチの銀紙は保存性を高める効果があるので、開封したら捨てずにそのままが◎

その状態でラップをして、ジップロックで密閉するのが一番劣化を防げる保存方法です

ただ、それだと少量使いたいときにもいちいち出すのが面倒・・・

そこでおすすめなのがバターケース

きちんとしたバターケースで保存することで劣化もしにくいし、取り出しやすいので便利!

バターケースには色々な種類がありますが、密封性の高い物を選ぶことと、素材によってメリット・デメリットがあるので自分の目的に合うバターケースを選ぶことが重要です!

素材別バターケースのメリット・デメリット

木製

【メリット】

・中の温度が均一に保たれやすいので、温度変化による劣化が起こりにくい

・軽く、見た目がおしゃれ

・落としても割れない

【デメリット】

・値段が少しお高いものが多い

・汚れが落ちにくかったり、洗った後乾燥に時間がかかるので、手入れが少し大変

 

温もりのある木のバターケースは少しお値段が張るものが多いけど、食卓に置いてあるだけでおしゃれですし、温度変化が少ないというのがメリットです

軽くて、万が一落としても割れることがないのでお子さんがいるご家庭におすすめです!

こちらの木製のバターケースは、同じ木性のバターナイフが付いてておしゃれなだけじゃなく、バターナイフの形がバターケースの角とぴったり合うのでバターがめちゃめちゃすくいやすくて良いんです・・・ナイフがケース内に収納できるのもポイント!

 

【高橋工芸】 Kakudo45°木のバターケースメープル

ホーロー製

ホーロー(琺瑯)とは、鉄やアルミニウムなどの金属の表面にガラス質の釉薬(うわぐすり)を焼き付けたものです

【メリット】

・匂いの強い食品と一緒に冷蔵庫に入れても、匂い移りがしにくい

・細菌の繁殖を防ぐ効果がある

・少しの洗剤で汚れが落ちやすく手入れがしやすい

・直火やオーブンで使えるのでお菓子作りや料理にも使える

【デメリット】

・熱伝導が良いので温度変化が他のものに比べて起こりやすい

・傷つきやすい

・落としたら割れやすい

 

ホーロー製のバターケースのメリットは何より匂い移りに強いこと!いろんな食べ物を入れてる冷蔵庫で匂い移りがしやすいバターを保管するには、強い味方です

傷がつきやすく、傷からサビがおこりやすくなるので洗うときはスポンジで優しくね

こちらのホーロー製バターケースは、450gのバターがまるっと入るのでお菓子作り用のバターを保存するのにぴったりです

 

富士ホーロー バターケース ホワイト 450g 保存容器 N-450

このバターケースについて書いた記事もあるので、詳しく知りたい方は読んでみてください!

お菓子作り用450gバターケースのマイベスト!【富士ホーロー】450gのバターは、頻繁にバターを使う方なら購入することも多いサイズですよね。バターはバターケースに入れて保存したいけど、素材も構造もいろいろあって迷う・・・そんな方必見。お菓子作りで450gバターをよく使う筆者が長いバターケースジプシーからやっと脱出した商品、富士ホーローのバターケースのおすすめポイントをまとめてみました!...

磁器製

【メリット】

・ホーロー製と同じく匂い移りしにくい

【デメリット】

・他のものに比べて重い

・落としたら割れやすい

 

磁器製のバターケースは重さがあるのが難点ですが、ホーロー製と似ていて匂い移りがしにくく、バターの保存性を高めるのに向いています

重量感が逆に安っぽくなく見えるという利点もありまして、このバターケースは磁器性のものの中でもひときわおしゃれで人気です

 

白山陶器 波佐見焼 バターケース 白 BLOOM (約)14.7×8.8×5.5cm 日本製

お菓子作りをする人におすすめのバターケースは?

お菓子作りをする方で、450gの大きいバターを使っている方は、大きいタイプのバターケースがおすすめです

自分は、お菓子作り用のバターは無塩を使うことが多いけど、パンに塗ったり料理にちょっと使う用は有塩バターを使っているので2つのバターケースで使い分けてます

お菓子作り用のポンドバター(450gのもの)は開封したら大体半分は冷凍し、残りは銀紙で包んで上でご紹介した富士ホーロー バターケース ホワイト 450g 保存容器 N-450に入れて保存、

有塩バターはそのままテーブルに出してもおしゃれなこの木製のバターケース【高橋工芸】 Kakudo45°木のバターケースメープルに入れてます!

まとめ

バター、なんとなく適当に保存しちゃってる方も多いのではないでしょーか

もったいないっ!!

繊細な材料なので、ちゃんとした保存方法で保存しないとどんどん状態が悪くなってしまうのです・・・

決して安い材料じゃないバター。バターケースを上手に使って、美味しいバターを美味しい内に使えるように工夫しましょ

なぜ銀紙で包まれてるんだろ?と思っても、きちんと意味のあるものなので捨てないてくださいね!

それではまたっ