ルークです
お菓子作りには様々な香料を使いますが、その中で一番使われるのはやっぱりバニラですよね。
お菓子作りでバニラを使うとき、一番使われるのはバニラエッセンスやバニラオイルだと思われます
が、ケーキ屋さんで使われているようなバニラビーンズを使ってみたい!と思ったことのある方も多いのではないでしょうか?
「バニラビーンズ使ってみたいけど、そもそもどんなものかよく知らない・・・どれがいいのかもわからない!」
今回はそんな方のために、
○バニラビーンズとは?
○バニラビーンズの産地による違いって?
○お菓子作りでおすすめのバニラビーンズ&バニラビーンズペースト
こちらについてまとめていきます!
バニラビーンズとは?
バニラビーンズとは、その名の通りバニラという植物の種のこと。
ラン科のつる植物で、収穫時のお写真がこちら
そう、バニラのさやは成熟前につんで醗酵・乾燥させることであの黒い見た目に変わります。そして、バニラビーンズ特有のあの甘い香りが生まれるんです!
その天然のバニラの香りを抽出して作られたのが、バニラエッセンスやバニラオイルです
お菓子作りに使うときは、バニラのさやから種を取り出して使うのが一般的な使い方。
種を取り出した後のさやは乾燥させてグラニュー糖と混ぜて置いておくと、バニラの香りのするお砂糖になります◎
バニラビーンズの産地による特徴の違い
ブルボン種とタヒチ産
バニラビーンズの産地で一番多く聞くのが、マダガスカル。
マダガスカルは島の名前ですが、その近くにレユニオン島、コモロ諸島という島々があります
この島々一帯がバニラを栽培しているため、この地域で採れるバニラビーンズは総じてブルボン種と呼ばれているんです(レユニオン島の昔の名前がブルボンだったため)
世の中に出回っているバニラビーンズの約80%がこのブルボン種です。
そしてブルボン種の次に多いのが、タヒチ産のバニラビーンズ。
ブルボン種のバニラビーンズに比べてタヒチ産はふっくらしていて、中が柔らかいのが特徴です
香りの違いだと、ブルボン種のバニラビーンズは優しい香りで素材との馴染みが良く、万人受けする感じ
一方タヒチ産のバニラビーンズは甘いバニラの香りを持ちつつも、キリッとした、アニス系のスパイスにも似た香りがします。
タヒチ産のバニラビーンズの方が生産量が少ないため、高値で取引されています。パティシエの中ではバニラにこだわってタヒチ産を使ったり、2種類を使い分ける人もいるそうです!
お菓子作りでおすすめのバニラビーンズ
プリンやカスタードクリームには欠かせない、バニラ。
バニラエッセンスやバニラオイルを使うのもいいけど、やっぱりバニラビーンズを使うと香りが一段と違います。
スパイスのメーカーとして有名なGABANが出しているマダガスカル産のバニラビーンズは、個人的に質が良いなぁと感じております
2本入って700円しないのでバニラビーンズとしては比較安いのですが、安いものにありがちなひょろひょろで香りの弱いものではなく、しっかり大きいバニラのさや。好き
バニラビーンズをよく使うなら10本入りとかまとめて買う方法もあるけど、家庭でのお菓子作りなら「たまの贅沢に使いたい」という方や「お試しでバニラビーンズがどんなものか、一度使ってみたい!」という方の方が多いですよね。そんな方はこれ、おすすめです◎
頻繁に使うなら安くて品質の良いバニラビーンズペーストもおすすめ
バニラビーンズペーストは、バニラの種に砂糖や増粘剤を加えてペースト状にしたもので、チューブタイプや瓶詰めタイプがあります
自分が愛用しているのはテイラー&カレッジの有機バニラビーンズペースト!
こちらはブルボン産とタヒチ産のバニラビーンズを混ぜて作られています
チューブタイプの方が使いやすいかなぁと思うけど、瓶の感じがかわいいので自分は瓶タイプを使ってますw
ティースプーン1杯分でバニラビーンズおよそ1本分の量です。50gで約10本分くらいですね
もちろん本物のバニラビーンズよりは香りは劣るんだけど、日常的に家庭で使うには充分じゃないかな?と思っております。
普段使いにはバニラビーンズペーストで、特別なときとかプレゼント用には本物のバニラビーンズを使う使い分けをするのも◎!
バニラビーンズの種類と使い方・ペーストについて/まとめ
バニラビーンズについてまとめてみました。
バニラっていい香りよねぇ・・・最初に香料に加工した人、マジ神だと思う
卵と牛乳をたっぷり使うお菓子には欠かせないバニラ、ちょっと贅沢にバニラビーンズを使うもよし、ペーストを常備して惜しみなく使うのもまたよし。
こんなこと書いてたらバニラたっぷりのプリンが食べたくなってきた。作ろう・・・w
それではまたっ