ルークです
「童話の世界観をパフェで表現する」がコンセプトのこちらの企画!(ただの趣味)
今回は「幸福な王子」という童話をテーマにパフェを作りましたっ
「幸福な王子」ってどんな童話?
「幸福な王子」は、アイルランドの作家オスカー・ワイルドが作者の童話です
あらすじ
とある町に立つ、町を見渡せるほど大きな柱の上に、「幸福な王子」と呼ばれる像が立っていました
昔この国で若くして死んだとある王子をかたどったその像は、両目に青いサファイア、腰にさした剣の飾りには真っ赤なルビー、そしてその体は金箔に包まれていました
とても美しいその王子の像は街の人々の自慢でしたが、実はその像には、亡くなった王子の魂が入っているのでした
像の中の王子は、毎日柱の上から見えるこの町の貧しい人々のことを見て、悲しんでいたのでした
ある日、渡り鳥であるツバメが1匹、王子と知り合います
王子はそのツバメに、動けない自分の代わりに町の貧しい人々に自分の身体にある宝石や金箔を届けてくれと頼み、ツバメは言われた通りに王子の身体から宝石や金箔を取り、人々に届けます
やがて冬がきて、身体中の金箔まで剥がされた王子はみすぼらしい姿になり、南の国へ渡り損ねたツバメも次第に弱っていきます
自分の死を悟ったツバメが彼の足元で力尽いたその瞬間、王子の鉛の心臓は二つに割れてしまいます
みすぼらしい姿になった王子の像は心無い人々によって燃やされましたが、鉛の心臓だけは溶けず、ツバメと一緒にゴミ溜めに捨てられました
その様子を見ていた神様が、天使に「この町で最も尊いものを2つ持ってきなさい」と言い、天使はゴミ溜めから王子の鉛の心臓と亡くなったツバメを持ってきます
天使が持ち帰ったものを見た神様は天使を褒め、王子とツバメの魂は天国で幸せにすごしたのでしたーー
町の人々を想って自分の身体を犠牲にした王子と、その想いに動かされたツバメ
王子のやさしさとツバメの忠誠心、心温まるお話でもありますが、どこかせつないお話でもあります
パフェの構成
王子が人々に与えたルビー、サファイアは琥珀糖、金は金箔で表現します
メレンゲの上に盛り込むので下はシンプルな構成に
パフェ作り
素材作り
【メレンゲ】
卵白にグラニュー糖を加えて泡立て、アーモンドプードルと粉糖を加えて混ぜ、絞って乾燥焼き!
いろんな形にしてますが使うのは下の薄いのだけです(あとはおやつ)
【ツバメと花のチョコレート】
チョコレートをテンパリングし、鳥型のシリコンモールドに流して冷やし固めます
使ったのはこのモールド
【Ever garden】 鳥 花 木 リーフ シリコンモールド レジン アロマストーン 手作り 石鹸 キャンドル 樹脂 粘土 オルゴナイト 型 抜き型
鳥型かわいい
【チョコレートムース】
ビターチョコレートに生クリームを合わせてグラスに流します
使ったグラスはお気に入りなこれ
Libbey(リビー) ワイン 220cc LB20
【琥珀糖】
ルビーとサファイアは、琥珀糖で作ります
エディブルフラワーを閉じこめて、花の宝石に・・・
詳しい作り方はこちら見てね
組み立て
先に上の部分を作っておく
丸いメレンゲの上にシャンティ、カットしたメレンゲ、苺、琥珀糖をのせます
そして組み立て!
チョコレートムースを固めたグラスにスライスした苺を貼り付けて、中心にチョコレートクッキーを砕いたものを入れて
シャンティを苺の上くらいまで絞ったら、バニラアイスをのせて
小さくカットした赤色と青色の琥珀糖、金箔をちらします
金箔を使うことってあんまりないけど、やっぱテンションあがるなぁあ
小さいサイズならこんなお手頃な価格で売ってる
タジマ 金沢金箔 金箔ケース入 小
グラスにふたをするように、作った上の部分をのせ、メレンゲの先端に金箔をのせ、ツバメと花のチョコレート、白いエディブルフラワーを飾って完成!
琥珀糖が宝石っぽく見えたら良いなぁ
全体的に甘さ控えめで、すっと食べられるパフェになりました
まとめ
「幸福な王子」、名前を聞いてぱっと思い浮かばなくても、物語の内容を聞いたら あ!聞き覚えある!!って方も多いんじゃないでしょーか
訳によっては題名が「幸福の王子」「しあわせの王子」となってたりもするけど、人々に幸せを与えたことで自分も幸せになれた王子・・・幸福な王子、だって思うから、この題名が一番好き
動けない王子の足となって、本来の自分の目的(海を渡ること)を投げ出してまでツバメがうんせ、うんせと宝石を運ぶ姿、健気でせつないのよぉもう・・・
原作をまた読み返したくなりました
それではまたっ