材料の知識

お菓子作りに使われるチーズの種類と特徴まとめ。チーズケーキにおすすめなのは?

ルークです

チーズケーキ、ティラミスなどに欠かせない材料といえばもちろん、チーズですよね

チーズって、思った以上にたくさんの種類があるんです!

材料は同じでも、作り方の違いで特徴が分かれたりします

今回はそんなチーズの中から、お菓子作りに使われるものに焦点を当て、種類や特徴をまとめていきます◎

チーズの定義と分類。ナチュラルチーズとプロセスチーズの違いって?

チーズとは

チーズは色々な種類がありますが、共通しているのは

「生乳のたんぱく質を菌や酵素で固め、水分(ホエイ)を抜いたもの」ということです

この状態のチーズのことをフレッシュチーズと呼び、これを熟成させたりカビをつけたりすることで、さらに種類が分かれていきます

ナチュラルチーズとプロセスチーズの違い

チーズを買うと、パッケージの裏に「ナチュラルチーズ」とか「プロセスチーズ」って書いてあるのを見たことはありますか?

この2つの分類の違いは、

ナチュラルチーズ→上で書いた作り方でできたチーズ全般を指すもの

プロセスチーズ→ナチュラルチーズを加熱して溶かし、乳化剤を加えて再び固めたもの

つまり、生乳からナチュラルチーズが作られ、ナチュラルチーズからプロセスチーズが作られる、というわけです

プロセスチーズの代表格はスライスチーズや6Pチーズ、キャンディ型チーズ!

プロセスチーズは溶けない

一度加熱し溶かして再び固めたチーズは再び加熱しても溶けなくなる、という特徴があることはご存知ですか?

この特徴を利用して作られたのがプロセスチーズです

そのため、ナチュラルチーズを溶かして作られるプロセスチーズは、基本的に加熱しても溶けないという特徴があります

では「とろけるスライスチーズ」がプロセスチーズなのになぜ溶けるのかというと、ナチュラルチーズから加工する際の加熱を少なめにしているからなんですよ〜〜!

お菓子作りで使われるチーズの種類と特徴

チーズについて勉強したところで・・・!

たくさん種類のあるチーズの中でも、お菓子作りで登場するチーズについて、その種類と特徴をまとめていきます!

クリームチーズ

クリームチーズはフレッシュチーズに分類されるチーズで、お菓子作りには一番多く登場しますよね

生クリーム(または生クリームと牛乳)から作られ、乳酸で発酵させて水分(ホエイと呼ばれる)を抜いたものです

柔らかく、濃厚なコクとミルクの甘みが特徴的なクリーミーなチーズで、シンプルなチーズケーキを作るならやっぱりクリームチーズがおすすめ!

kiri(キリ)

フランス産kiriのクリームチーズは、独特のコクとミルク感、丁度いい酸味があります

バランスの良い味なので、そのまま食べてもおいしいクリームチーズだと思います

個人的にははちみつと合うと思っているので、チーズケーキにkiriを使うときは甘みの一部をはちみつに代えて作ったりします◎

フィラデルフィア

フィラデルフィアはkiriと並んで2大クリームチーズと呼ばれるくらい、手に入りやすくポピュラーなクリームチーズです

味は比較的酸味が強いのが特徴的です

色が黄色っぽいので、白く仕上げたいお菓子(レアチーズなど)には向かないかもしれません・・・!

よつ葉

北海道の十勝で採れたミルク100%で作られたクリームチーズ

ミルク感が強く、乳!!って感じの味わいで濃厚な甘みがあります

結構白っぽい色で、他のクリームチーズに比べて柔らかめなので作業性が良いです○

マスカルポーネチーズ

マスカルポーネはイタリアのフレッシュチーズ

ティラミスには欠かせない材料ですが、他にもムースや焼き菓子にも使われます

クリームチーズより柔らかく、脂肪分が多く甘みとコクがあり、酸味は少なめです

ザネッティ

ザネッティ社はイタリアの老舗チーズメーカーで、ここで作られるマスカルポーネはイタリアで採れる新鮮なミルクを100%使用しています

マスカルポーネは脂肪分が多いチーズですが、その割合はメーカーによって差があります

ザネッティのものは比較的脂肪分が多めで、濃厚!コクがしっかりあります!

自分はティラミスにこのマスカルポーネを使うことが多く、脂肪分が多い分加える生クリームを少なめにしたり、むしろ生クリームを使わない本格的なティラミスにしたりします◎

本場イタリアの生クリームなしティラミスを作るときは特に、このザネッティのマスカルポーネを使うとマジで美味くなる

実際に作っておすすめする、本場イタリアの生クリームなしティラミスレシピ本場イタリアではティラミスには生クリームを入れないのが一般的なこと、ご存知ですか?美味しいマスカルポーネと本場のレシピで作るティラミスは絶品なんです・・・筆者が実際に作った上で選んだおすすめレシピをご紹介します!...

リコッタチーズ

チーズを作るときに出る水分をホエイと言いますが、リコッタチーズはこのホエイを利用して作られるフレッシュチーズです

「リコッタ」の意味はイタリア語で「二度煮る」で、その意味の通り、リコッタチーズは乳を凝固して出た水分であるホエイを加熱し、タンパク質を熱で凝固させたチーズです

本場の南イタリアでは羊や水牛のミルクから作られていますが、日本に輸入されてくるリコッタチーズはほとんどが牛乳から作れられています○

もろっとした食感でほんのり甘みと酸味があって、とてもさっぱりしています

たんぱく質、ビタミン、ミネラルも豊富でカロリーも100g当たり150kcalほどと低いので、ダイエットにも好まれるチーズです!

CHEESE STAND

チーズスタンドは渋谷にある、出来立ての美味しいチーズやそのチーズを使った料理が楽しめるお店です

そこの出来立てチーズの中にはリコッタチーズもあり、ネットでも購入することができます!

ここの出来立てリコッタは本当に美味しいし、価格もお手ごろなのでおすすめです・・・!

公式ホームページのオンラインショップ

カッテージチーズ

カッテージチーズはオランダが原産のフレッシュチーズで、脱脂乳から作られます

リコッタと似ていて、さっぱりしていて栄養もあるチーズですが、カッテージチーズには塩分があるのが特徴です!

本来は脱脂乳に乳酸菌、レンネット(凝乳酵素)を加えてたんぱく質を固まらせ、そこから水分(ホエイ)を抜いたものを加熱して作られますが、

簡略化した作り方(クックパッドより)で家庭でも作ることができるので、気になる方は作ってみてください◎

メイトー

メイトーのカッテージチーズは北海道産の生乳を100%使用して作られていて、美味しいです

お菓子作りに使うならうらごしタイプがおすすめ!

まとめ

チーズって生菓子にも焼き菓子にも使えるし、お菓子作りの可能性が広がるから大好き

ちょっとお高いものとか、そのチーズの本場で作られているものとかを試してみると、違いが発見できるし自分の好きな味のチーズも分かって面白いです

手軽に手に入るものを使うのもいいけど、「これは美味しい・・・!」と思えるチーズのお菓子のレシピがあったなら、ぜひ使うチーズにこだわって作ってみてください◎

それではまたっ