材料の知識

クッキーやパウンドケーキで溶かしてしまったバターは冷やしたら大丈夫なの?

ルークです

クッキーやパウンドケーキなんかの焼き菓子を作るとき、「バターを柔らかくしてから砂糖を混ぜる」という工程で作るレシピ、かなり多いですよね

そんなとき、レンジや湯せんで柔らかくする、という方も多いのではないでしょうか?

レンジや湯せんの場合、雑にやるとついうっかり「やべ、バター溶けた」なんてことになりやすいです

ただ、溶けたバターでも再び冷蔵庫に入れれば固まるので「ちょっと溶けたけど、一度固めれば普通に使えるんじゃない?」と思ったことのある方も多いはず(

そんなわけで今回は、実際のとこお菓子作りで柔らかくしたいバターをうっかり溶かしてしまったら、そのまま使っても大丈夫なの??って疑問を解決していきます!

お菓子作りでバターを柔らかくする意味

お菓子作りにおいてバターを柔らかくすることは「室温に戻す」「ポマード状orクリーム状にする」と言われることが多いです

要するに「冷蔵庫から出したてのがっちり固いバターを、練れるくらいの柔らかさにする」ということ

では、なぜバターを柔らかくする必要があるのでしょうか?

もちろん、がっちがちのバターだと他の材料が混ざらないというのがひとつ。

それ以外の理由として、バターに空気を含ませるためという理由があります

クッキーやパウンドケーキを作るとき、「バターに砂糖を加え攪拌し、空気を含ませ白っぽくふわふわの状態にする」という作り方が一番多いと思いますが

この空気を含ませる工程は、バターのクリーミング性という特性を利用しているためなんです

そして、バターのクリーミング性が一番発揮される温度というのが、18〜20度

状態でいうと、まさにポマード状、クリーム状と言われる柔らかい状態(指がすっと入るくらい)がその温度!

温度が低く固すぎても良くないし、逆に高くてゆるゆるだったり溶けたりしてると、空気を含ませる力が弱くなってしまうんです

バターをベストな柔らかさにする一番の方法

バターを柔らかくする方法で一番良いのは、やはり室温に置いておくこと

数時間はかかるけど、ゆっくり温度が高くなるのでバター全体を均等に柔らかくすることができます

しかし!そんなに待ってられない!とかバター出しとくの忘れた!ってときには、レンジを使うのもOK

湯せんは失敗しやすいので、やるならレンジの方が良いです○

バターをレンジにかけたら溶けた・・・再び冷やして固めたら大丈夫?

とは言いつつも。

クッキー作ろっ!ってレンジでバターを柔らかくしようとしたら、どろどろに溶けてしまった・・・という経験をした方、多いと思います(自分もあります)

 

でもバターって、冷蔵庫で冷やせばまた固まるよね・・・

じゃあ、溶けたバターを冷蔵庫に入れて、いい感じの固さになるまで冷やせば大丈夫なんじゃない・・・??

そう思ってしまいますが

 

残念・・・!

実は、一度溶けたバターは、再び冷やして固めても元の状態にはなりません(´・ω・`)

一度溶けたことでバターの中の分子が崩れて不均一になるため、冷やしてクリーム状に戻したように見えても、中の組織は戻っていないんです・・・

もちろん、上で挙げたバターのクリーミング性も失われてしまうので、バターをホイップしても存分に空気を含ませることができなくなってしまいます

レンジでバターを柔らかくするときに溶けないようにするためのコツ

バターを柔らかくするときは、溶けないようにする必要があることが分かったところで

レンジでバターをベストな状態に柔らかくするにはいくつかのコツがあるので、実際にやりながら説明していきます!

バターはかたまりのままレンジにかけない!同じ厚みに切ること

まず、使いたい分のバターを1.5cmほどの厚みにカットして、広げたラップに平たく置いて、しっかりと包みます

バターをかたまりのままレンジにかけてしまうと、外側だけに多く熱が伝わってしまいバターの固さが均等にならないのでNG!中心が柔らかくなる頃には外側が溶けてしまっていた・・・なんてことになります

薄すぎても早く熱が通りすぎて溶けちゃうので、1.5cmくらいがちょうどいいと思います

直にレンジに置かない!耐熱性の容器に入れること

バターをラップに包んだら、耐熱性の容器に入れてからレンジにかけます

平らに置けるタッパーやボウルがマル

量が多くボウルでやる場合は、底のカーブに貼り付けるようにして入れます

加熱は秒単位で様子を見ながら

これが一番大事

容器に入れたらレンジにかけますが、ワット数は一番低くして、最初15秒加熱したら上下を返して、そのあとは5秒ずつ、様子を見ながらかけましょう

ワット数が低ければ最初15秒かけてもなかなか柔らかくならないのですが、柔らかくなり始めると意外と秒単位の差で溶かし過ぎてしまうので、こまめに様子を見るのは必ず!

またこのとき途中で混ぜてしまうと、せっかく均等にカットしたのが崩れてしまうので、柔らかさの確認はラップの上から指で押して確認してくださいね

指ですっと押せるくらいの柔らかさがベストです!

バターを溶かしてしまったときの対処法

気をつけてたけど、バターが溶けてしまった・・・という場合の対処法は、

そのバターは別のものに使い、新しいバターでやり直す

これが一番だと思います

溶かしバターは料理でも使えるし

なんなら「溶かしバターを使うお菓子」にシフトチェンジするのもアリ!

例えばクッキーを作りたかった場合、柔らかいバターじゃなく溶かしバターを使うレシピもあるので、それを探して作ってみよう!とかねっ

とにかく、冷やして戻そうとしたり、溶けたまま強行突破しようとするの、だめぜったい

まとめ

クリーム状にしたかったのにうっかりバターを溶かしちゃうって、お菓子作りの中でわりとありがちなんじゃないかなーと思います

自分もお菓子作り始めたばかりの頃はめっちゃ溶かしまくってましたw

冷やしたらいけんじゃね??と思ってやってみたこともあるけど、やっぱり失敗したり、なんか美味しくない仕上がりになるんですよね・・・

レンジでもうまくいくように自分なりに考えたやり方を紹介しましたが、参考になれば嬉しいです!

それではまたっ