ルークです
この写真みたいな型抜きクッキーを作ったことのある方なら、心当たりある方もいると思うんですが
表面がでこぼこになったこと、ありません??
自分はお菓子作り初心者の頃型抜きクッキーにハマった時期があって、狂ったように作ってたんですけども
どうも見た目が気にいらなくて、でも原因もよくわからない・・・と悩んだことがあります(味はおいしいんだけどね)
そこで!!!!
シルパン
って聞いたことありますか?
知ってるよ!という方ももちろんいると思いますが、シルパンっつーのはオーブンで生地を焼く際に下にしくシートの1種です
これは自分が愛用してるコッタさんのシルパン
cotta(コッタ) cotta シルパン(径260) 87678 (Amazon)
cotta シルパン(径260) (cotta)
焼き菓子なんかを作る際、焼くときに天板にしくシートっていうと一般的にはクッキングシートを使う方がほとんどだと思います
こんなやつね
ぶっちゃけ生地の下にしくもんなんて、くっつかなけりゃなんでもいいんじゃないの?
シルパン?はん、そんなもん買わなくてもクッキングシートで充分
って思ってる方もいるかもしれませんね
自分も、実際にシルパンを使うまではそう思ってました
が
ちがうんですぉお!!!!焼き上がりがぁあ!!!!!
普通のクッキングシートとシルパンとじゃ、仕上がりが全然違うのですよ・・・
シルパンとは
「つーかシルパンってそもそもなんなの?」って思われた方はここから読んでね
シルパンは、グラスファイバーにシリコン加工されているオーブンマットです
クッキングシートが使い捨てなのに比べ、何度も繰り返し使うことができます
シルパンとシルパットの違い
シルパンと同じような見た目と名前で、シルパットというものがあります
cotta(コッタ) cotta シルパット(径260) 87675
シルパンとシルパットの違いは、シルパンの表面はメッシュ加工(網目状加工)がしてあるのに対し、シルパットは表面がつるっとフラットになってます
マカロンなんかの柔らかい生地はシルパンで焼くとメッシュ部分に生地が入り込んでしまうため、シルパットで焼いた方が良いです
自分はクッキーをよく焼くので、シルパンの方が使う頻度高め
2種類のクッキー生地をシルパン・クッキングシートで焼き比べしてみる
さて、じゃあ具体的にシルパンを使うと何が変わるのか?を実際に作って見ていきます!
クッキー生地も1種類だけだと物足りないので。。
○厚焼きクッキーの代表格、ディアマンクッキー
○薄焼きクッキーの代表格、型抜きクッキー
の2種類!
それぞれをシルパンとクッキングシートで焼いて、仕上がりを比較してみます
ディアマンクッキー(シルパン)
グラニュー糖をまぶす作業、個人的に好き
普段ディアマンを焼くときは1.5〜2cmと厚めにカットするのですが、厚すぎると型抜きクッキーと比較しにくいかな〜と思ったので、今回は薄めの1cmカット。
170度のオーブンで18分程焼きます
焼けました!
薄めなのでディアマンのエッジの効いたフォルムにはなってないけど、焼き色が均等について良い焼き上がり。
ディアマンクッキー(クッキングシート)
お次はクッキングシートで
同じ温度、時間焼きます
お・・・?
わかりますか?この、焼きムラが・・・
きちんと途中で反転させたのですが、焼きすぎてるクッキーがいくつか・・・
シルパンの方は全体的に均一に焼けてます!
これがシルパンの良いところで、生地に均一に熱を通してくれるので火の通りが均等になり、焼きムラができにくくなるのです
オーブンによって癖ってあるけど、いくら生地の厚みを均等にしたり天板を途中で回転させたり工夫しても、結構焼きムラが出ちゃう・・・という場合、シルパンを使って焼くのも改善策のひとつ。やってみる価値ありです!
型抜きクッキー(シルパン)
お次は型抜きクッキーで比べてみます
生地を薄く伸ばして、型抜き
シンプルな丸と、100均でこの間見つけたくまさん型で焼いてみるぜ
こちらは170度のオーブンで18分焼きます
焼き上がり!
くまかわいい
型抜きクッキー(クッキングシート)
ディアマンクッキーと同じように、シートだけ変えてあとは同じ環境で焼いていきます
こっちも焼きムラができるのかな・・・
はい、焼きムラ〜〜〜〜!w
やっぱりシルパンの方が焼き色が均一ですねぇ
これだけでもシルパンを使う理由にはなるんですが・・・
タイトルを見て疑問に思いませんか?
『型抜きクッキーの表面がでこぼこになるあなたへ【シルパン・クッキングシートの違いを比較】』・・・
そう、型抜きクッキーは特に、シルパンを使う方が良いんです!
2種類のクッキー生地の状態をもっと細かく見ていきましょう
2種類のクッキー生地のシルパンとクッキングシートでの焼き上がりの違い
ディアマンクッキー
まず、ディアマンクッキーを比べてみます
見た目ですが、クッキングシートで焼いた方が、シルパンに比べて少し生地が薄いです(写真だとわかりにくくてスミマセン!)
そしてやっぱり裏面を見ると、シルパンの方が均等に焼けているのが分かりますね
均等に熱が入る→早く焼き固まる→厚みを保ったまま焼きあがる のかなと思います
ディアマンの命(だと勝手に思ってる)ふちがしっかり出たフォルムは、バターがダレる前に焼き固まることが大切なので、シルパンを使った方がふちのしっかり出たかっこいいディアマンになりますね
食べてみた食感は、シルパンの方が少しサクッとしています
これはシルパンのメッシュ加工のおかげで、余分な油を落としてくれるのでよりサクッとしたクッキーに焼きあがるんです!
型抜きクッキー
型抜きクッキーの比較
そう。これ。焼き上がりの綺麗さの違いがディアマンより顕著すぎるの
特に裏面 シルパンで焼いた方はフラットでメッシュ模様がついてて焼き色も均一。それに対してクッキングシートの方はでこぼこしてるし焼きムラもすごい
表面も、シルパンで焼いた方が平らで、クッキングシートの方はでこぼこっとしてます
型抜きクッキーって、表面にアイシングをしたりして仕上げることもあるし、可愛い型で型抜きしてプレゼント用に使うこともよくあるお菓子
そんなクッキーは、できるだけつるっとした表面で、焼き色も均等に焼き上げたいですよね
シルパンで焼くと表面がでこぼこにならず、綺麗な焼き色で焼きあがるので、型抜きクッキーを焼くときは絶対シルパンがおすすめなんです!
メーカー別おすすめのシルパン(マトファー、ドゥマール、コッタ)
マトファー
パティスリーではマトファーのシルパンやシルパットを使っているところが多く、デザインがカッコ良く性能も良いです
どれもサイズが大きめで家庭用のオーブンに入らない場合がありますが、カットして使うこともできます!
【最大24%OFF】シルパンsilpan シリコンマット matfer マトファー 380×290mm 8取 784535
ドゥマール
ドゥマールもマトファーと並んで有名なメーカーで、お値段、性能共にマトファーとほぼ同じですが、ドゥマールの方が少しメッシュの目が細かくて厚いです
ドゥマール シルパンSN290210 グラスファイバー/シリコン フランス WDM0104
コッタ
自分が愛用してるのはコッタさんのシルパンです
cotta(コッタ) cotta シルパン(240×360) 87677 (Amazon)
cotta シルパン(240×360) (cotta)
デザインがかわいいし、ちゃんと性能も良い!
コッタさんのシルパンは1000円以下のものもあり、お値段が手頃なのも良いですね
天板が回るタイプ(ターンテーブル)のオーブンレンジを使っている方は、この丸形のシルパンを使うことをおすすめします!
cotta(コッタ) cotta シルパン(径260) 87678 (Amazon)
cotta シルパン(径260) (cotta)
まとめ
シルパン・・・一回使ったらやめられないですよ・・・ふふ・・・
型抜きクッキーの表面がでこぼこにならず綺麗に焼けるという利点もありますが、記事に書いた通り他のメリットもあるので、クッキーをよく焼く方は1枚持っておいて絶対損はないです
長い目で見たらクッキングシートより経済的だし、シルパンを使うだけで仕上がりがプロっぽくなるので作るのがもっと楽しくなるはずです!
ぜひ試してみてくださいね
それではまたっ